【落語】お笑い好きなら落語を聞くべし!初心者おすすめ10選!
世の中にはたくさんの娯楽があります。
みなさんは落語を聞いたことはありますか?
もしかして落語に対してこんな印象をお持ちではありませんか?
- なんだか古くさいし、面白くなさそう。
- お年寄りが聞くもんでしょ。
- 敷居が高そう。
- 聞いたことはあるけど、なんだか早口で何を言っているのかわからなかった。
など、特に若い人には馴染みがないので敬遠されがちだと思います。
落語はただ面白いだけでなく、教養、想像力、ユーモアなどを養ってくれます。
それに、古き良き日本人の「粋」「義理人情」「洒落」がまた面白くてかっこいいんです。
落語はたくさんの種類があるため、個人的には最初に何を聞くかというのも重要だと思います。
そこで、初めて聞くという方や落語に興味はあるけど何を聞いたらわからないという方のために、初心者におすすめの落語を10選ご紹介します。
【初心者におすすめ】落語10選!
おすすめの落語をご紹介する前に、簡単に落語についてご説明します。
落語とは
江戸時代から現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種です。
落語を超絶簡単に説明すると、オチがある噺(はなし)が落語です。
たったひとりですべてを演じる。登場人物も1人や2人じゃない。
聞く人を惹きつけるための技術がすごいんです。
誰にでもできることじゃない。
やっぱり落語は、なんだか敷居が高そうとイメージするかもしれませんが、まずは聞いてください。
食わず嫌いはダメですよ!
てやんでぇい!それでは行きやすぜ!
饅頭怖い
あらすじ
暇をもてあました若者たちが寄り集まって、なんでもない話をはじめる。
何か怖い?という話になり、「蜘蛛」「ヘビ」「蟻」など言い合っている中、一人の男だけは「世の中に怖いものなどない」と言い切る。
そんなはずはないと寄ってたかって一人の男に詰め寄ると、その男はボソッと「まんじゅう」と言う・・・
一人の男の悪知恵によって騙されたぁというお話ですが、嫌な感じのしない面白いお話です。最後のオチもわかりやすいので、おすすめです。
猫の皿
あらすじ
江戸時代の古美術商は地方に出かけては、高価な物をあの手この手で安く手に入れて、江戸に持ち帰ると収集家に高値で売りつけるというずる賢い古美術商がいました。
そんな古美術商が地方に出かけたときに、ある茶屋で高価な茶碗を発見します。
しかも茶屋の店主は、猫のえさをやる器として使用しているではありませんか。
どうやら店主は茶碗の価値に気がついていないようだから、このまま高価なものだとバレずに安く手に入れてやろうとします。・・・
どんな世の中にもずる賢いやつはいるもんですが、そんなずる賢いやつの中でも上には上がいるもんだと思わせるお話です。途中の古美術商と店主のやりとりも面白いですし、最後のオチには悪者を成敗したような清々しさもあり、納得のいく面白さです。
三年目
あらすじ
あるところにとっても仲の良い夫婦がいました。しかし、妻は病弱で幸せな時間は長くは続きませんでした。妻の心残りは、残された夫が自分が死んだ後にまた別の人と夫婦になることが嫌でした。心優しい夫は、俺は再婚なんてしないよと約束しましたが、妻は信じてくれません。そこで、夫はもし再婚しそうになったら幽霊になって出てきてくれれば、新しい妻もびっくりして逃げていくだろうから幽霊になって出てきなよと提案しました・・・
いつの時代も女の嫉妬は怖いものだというお話かと思いきや、とっても可愛らしい女心をうまく表現されているオチです。爆笑という感じではありませんが、ほっこりした気持ちになれるお話です。
道具屋
あらすじ
二十歳にもなるのに毎日毎日働きもせず遊びあるく甥っ子。今でいうニートですね。そんな甥っ子に叔父が、道具屋の世話をしてあげました。
なんやかんやで道具屋をはじめた甥っ子。その道具屋に次々とお客はやってきますが・・・
なんともどうしようもない甥っ子が織り成す、言葉遊びの真骨頂!叔父とのやりとりもそれぞれの客とのやりとりにも、小ボケがちりばめられているのでとってもテンポがよくて面白いです。最後のオチですっきりするというよりは、最初から最後まで甥っ子の言動が面白いというお話です。
置泥
あらすじ
ある泥棒が下見もばっちり済ませて、ある夜に長屋(今で言う平屋のアパート)に押し入ります。「静かにしろ、俺は泥棒だ」と勢いよく押し入りましたが、家主は慌てる様子もなく、むしろ「ちょうど良いとこに来た。俺を殺してくれ」と言いました・・・
泥棒と被害者という構図がいつしかあべこべになるというお話です。泥棒=犯罪者ですが、落語に登場する泥棒はどこか間抜けだったり、お人好しだったりして憎めない人物が多いです。この落語はどちらかというと人情話です。最後のオチもトホホという感じで面白いです。
粗忽の使者
あらすじ
昔の殿様同士のやりとりは使者のものが、相手方の使者へ口で伝えるのが一般的でした。使者が口上を伝えにきたのだが、その伝える口上を忘れてしまったと言った。使者は口上を伝えるのが役目なので、忘れたとなれば切腹もの。相手方の使者も切腹になっては可哀相ということで、なんとか口上を思い出させようと協力します・・・
粗忽とは簡単に言うとおっちょこちょいな人のことです。そんな粗忽者がそもそも使者になっているというのがおかしな話ですが、だからこそ落語なんですよね。
切腹になるかもしれないという緊迫した状況のはずなのに、とっても馬鹿馬鹿しくてギャップが面白いです。最後も粗忽の使者というタイトルどおりのオチで、わかりやすくておすすめです。
転失気
あらすじ
寺の和尚が、医者に往診してもらった際に、「転失気」という医学用語がわからないのに知ったかぶりをしたところから話がはじまります。和尚の知ったかぶりのせいで、小坊主が振り回されます。和尚と医者との間を行ったり来たりしている間に、和尚が「転失気」を知らないことに気づいた小坊主がいたずらをしかけます・・・
まさに「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざがぴったりのお話です。
小坊主は現代の磯野カツオですね。和尚と医者の間を行ったり来たする際の場面がコロコロと変わるところは落語家はすごいなぁと改めて感じました。
茶漬間男
あらすじ
晩飯にお茶漬けをかき込んでいると、妻が湯屋に行ってくると出かけていきました。実は、妻は浮気をしに出かけたのです。浮気相手の男は金がないので、茶漬けを食っている旦那がいるが、2階で情事をしようじゃないかと言い出します・・・
いつの時代も浮気や不倫というのはあったんですね。ただ、結婚をしているタロウ的には全然笑えません(笑)お話は比較的短いですし、ライトな下ネタなのでおすすめです。オチは、男からしたらふざけんなバカヤローと言いたいですね。
風呂敷
あらすじ
旦那が出張に行っている間に若い男を連れ込んだ妻。しかし、仕事が早く片付いたといって突然旦那が帰ってきたからさぁ大変。とりあえず押入れに若い男を隠しましたが、いつバレてもおかしくありません。そこで、近くの頼れる人に知恵を借りにいく・・・
これも不倫話ですね。しかも、旦那の留守中に若い男を連れ込んで、押入れに隠すって・・確かあの有名人はクローゼットでしたかね(笑)
もしこの落語を知っていたら、不倫がバレずに済んだかもしれませんね。茶漬け間男と同様に不倫がバレずに解決しますが、旦那が間抜けみたいな描写はタロウ的には辛いです。ですが、やっぱりオチが面白いのでおすすめです。
井戸の茶碗
あらすじ
昔は屑屋(くずや)という仕事がありました。今で言う不要品回収のような仕事です。正直者の屑屋が長屋に住む浪人(かつては武士だった)と細川家家臣の若い武士との間で大金を巡って翻弄されるお話・・・
主要の登場人物がみんな正直者だったり、義理堅く謙虚でいい人たちばかり!浪人と若い武士の間を行ったり来たりする屑屋とのそれぞれのやりとりが面白くて、話もどんどん大きくなっていくところが面白いです。最後は一体どうなるんだ?とわくわくします。オチも綺麗で、今回ご紹介した落語の中で一番のおすすめです!
最後に一言
今回は10選ご紹介しましたが、この機会に騙されたと思って一度聞いてみてください!
NHKで「超入門!落語THE MOVIE」という番組がありますが、これは映像でみることができるので、初心者の方にもわかりやすくておすすめです。
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